Interview. 2022.2.15

and OIOI
足元の常識が変わるパンプス「Kesou」

株式会社丸井グループのインキュベーション会社okosより生まれたパンプス「Kesou」。
お客様の要望に応える履き心地と、環境への配慮を両立したパンプスのアッパー素材には&+®が採用されています。今回はKesou担当者へ&+®採用の裏側をお伺いしました。
―どういう思いでKesouを開発されたのでしょうか。
丸井グループではお客様が抱える課題と、社会が抱える課題を一緒に解決できるものづくりを目指しています。Kesouは「パンプスを履くと足が痛い」というお客様の悩みと、環境問題という社会問題を一度に解決できる製品として、履き心地の追求、素材の選定にこだわって開発を進めてきました。
Kesouに使用される&+®の生産工程をお客様へ直接ご説明した際、「これまでペットボトルからできた糸と聞いてもあまり製造工程をイメージできなかったが、そうやってできるんですね!」というお声をいただきました。
素材の製造工程を含めてものづくりの詳細を直接お伝えできることは素材からこだわって選んできた成果だと思います。
履き心地の細かい調整や、デザインなどお客様のお声をフルに反映し、お客様とともに作っていくことを大切にしてきました。

―数あるサステナブル素材の中でなぜ&+®をご採用いただけたのでしょうか。
ペットボトル回収から糸の生産までのトレーサビリティが明確であり安心感があったこと、素材メーカーである東レさんと近い距離でものづくりができたことが理由です。
東レさんには相当な無理難題に応えていただきました(笑)。
東レさんの前では言いづらい話ですが、一括大量生産品とは違い、受注生産でのパンプス作りでは糸はそんなにたくさんいらないんです。
そんな中でも、我々の活動に共感いただき、柔軟に生産体制を整えていただいたことは大きなポイントでした。

―Kesouを通じて伝えたいこと、今後の目標はございますか。
日本で回収されたペットボトルはすごく質がいいんです。日本人が当たり前のように実践しているラベルを剥がし、キャップを外してリサイクルするという何気ない行動は実は世界ではものすごく珍しく価値のあることです。
質の高いペットボトルが、質の高い&+®になり、履き心地の良いKesouへと繋がります。サステナブルを特別な物として捉えるのではなく、身近であたりまえのものというメッセージを伝えていきたいと考えています。
今後は、Kesouの取り組みに共感していただけるファンをたくさん増やしていきたいと思います。製品を知っていただいたお客様がすこしでも幸せを感じていただけるお手伝いができるブランドを目指していきたいです。
今回インタビューにご協力いただいたのは、